冬期間の安全で快適な交通確保について
平素は、円滑な道路交通の確保に御協力をいただき厚く御礼申し上げます。
福井県内における道路交通の確保については、国の機関、県、警察、中日本高速道路株式会社、西日本高速道路株式会社が「福井県道路情報連絡室」を設置し、情報の共有や一元化を図り、安全な道路交通の確保に努めております。
福井県は、降雪が特にはなはだしく、豪雪地帯として指定されており、特に、平成23年1月末の大雪では、短期間での記録的な大雪により、北陸自動車道や国道8号などで、大型トラックなどが横滑りをして上下車線を塞ぎ非常に多くの車が長時間立往生するなど、日常生活や道路交通に大混乱を招きました。
また、平成24年1月の大雪では、舞鶴若狭自動車道、国道27号などで道路交通に支障が生じております。
これらは、記録的な大雪のなか、大型トラック等がノーマルタイヤ・オールシーズンタイヤで冬装備をしていなかったことが走行不能となった要因の一つと考えております。
また、昨年度につきましては、降雪が例年並みであつたにもかかわらず、冬用タイヤの過信によるスピードの出し過ぎ等により事故が発生し、これが原因で、後続車が滞留するなどして除雪作業への障害が生じ、結果的に大きな交通障害に発展した状況が見られます。
私どもと致しましても、こうした事態を繰り返さないとの決意で、関係機関が連携して対策に取り組む所存であります。
つきましては、冬の装備について万全を期していただきたく、下記事項について特段の御配慮を賜りますようお願い申し上げます。
記
1.豪雪地帯の日本海側など積雪寒冷地を走行する場合には、ダブルタイヤ等のチェーンを携行し、気象情報や道路情報に注意して早めに装着すること。
2.全日本トラック協会と連携して、ダブルタイヤ等のチェーンを携行し、早めに装着することの普及啓発に努めていただきたい。
3.最新の気象情報を入手したうえで、適切な運行計画を立てるように努めていただきたい。
4.様々な機会において、冬用タイヤでのドライバーのスピードの出し過ぎ抑止に対するマナー向上のための呼びかけを実施していただきたい。
以上
平成25年11月27日
一般社団法人京都府トラック協会様
福井県道路情報連絡室
国土交通省福井河川国道事務所長
気象庁福井地方気象台長
福井県警察本部交通部長
中日本高速道路株式会社
西日本高速道路株式会社
福井県土木部長