平成26年2月27日午前10時30分より、新都ホテルに於いて第23回京都府貨物自動車運送適正化事業実施機関評議委員会を開催しました。冒頭、小畑委員長から、昨今の円安等によりトラック業界は悲鳴を上げている。本日の委員会は、適正化事業実施機関が本年度に取り組んできた内容をご報告いただき、評議委員の皆様から忌憚の無いご意見をいただきたい。旨のあいさつの後、議事に入りました。
当日議案として、
(1)適正化実施機関のあり方について
・巡回指導について
・輸送秩序(違法行為)について
・広報啓発について
・苦情処理について
・行政との連携について
(2)その他
事務局より、上記について説明、中でも本年度に適正化指導員が各事業所を訪問して、指導アドバイスを行ってきた内容を中心に説明を行いました。
【説明項目】
京都府貨物自動車運送適正化事業実施機関巡回指導結果
巡回指導ワースト項目車両規模別の割合
巡回指導評価平成18年度~25年度
同一事業者前回結果との比較(平成25年)
安全性優良事業所申請/認定件数の推移(京都府)
適正化巡回指導件数等一覧表(歴年)
近畿運輸局行政処分の基準改正チラシ
適正化事業実施機関速報制度チラシ
貨物運事業の危機管理術
運輸安全マネジメントカレンダー
について説明しました。
主なご意見として、
□荷主関係代表からは、国土交通省・経済産業省・トラック協会連名による燃料サーチャージ導入検討のお願いのリーフレットをいただいた。傘下の事業所に周知するようにしたが、トラック協会としてはどのような活動を計画しているか。
→燃料サーチャージによる運賃交渉は原則会員事業が個別に荷主企業との交渉と考えます。トラック協会としては、全日本・近畿のトラック協会においてメデイアを通じての広報啓発が中心であります。
□マスコミ関係代表からは、巡回指導において評価の良いAランク事業所は、巡回の頻度を低くして逆に評価の悪い事業を重点的に指導すれば効率が上がるのではないか。
→既にGマーク(安全性評価事業)に於いて、更新回数により、巡回指導の頻度を低くしたりしております。
□消費者の代表からは、年度末と消費税の駆け込み的に引越の需要が一時期に集中することを懸念しております。近年、引越や宅配の苦情件数は激減をしておりますが、この時期は心配をしております。
→例年この時期は引越需要が集中します。加えて、消費税の駆け込み需要が拍車をかけております。既に広報啓発として、京都新聞に折り込みチラシを行うなど啓発活動を実施しております。
等々その他多くの貴重なご意見をいただきました。最後に適正化実施機関・金井本部長より、本日いただいたご意見をとりまとめ今後の適正化実施機関の各事業に反映する。旨のあいさつで閉会しました。