平成26年9月3日13時30分より、ホテルロイヤルヒル福知山において、当協会と陸上貨物運送事業労働災害防止協会との共催(後援:京都労働局)による「法令遵守セミナー」を開催しました。当日は、トラック運送事業者と荷主企業から合計70名(内荷主企業41名)を超える参加を得て開催しました。
昨今の陸上貨物運送事業の労働災害の70%は、トラックの荷台等からの墜落・転落等の荷役作業中に発生しており、さらにその70%は荷主等(荷主、配送先、元請事業者等)の事業場で発生しております。
その様なことから、トラック運送事業者だけの取組では困難なところが多く、京都労働局(福知山以北の労働基準監督署)の呼びかけにより、荷主様にも労働災害防止に協力願うべく受講していただきました。
内容は、「最近の労働災害の現状について」福知山労働基準監督署 地方産業安全専門官 亀井義充様よりご講演をいただきました。中でも京都の労働災害現状について、平成26年に入り死亡災害が増加傾向にあり、その内容から多くの災害は防げるべき事故であったことなど、詳しく事例を示してご説明いただきました。
後段の講演として、陸上貨物運送事業労働災害防止協会 安全管理士 中尾 陽氏より、厚生労働省が平成25年3月に策定した「陸上貨物運送事業における荷役作業の安全対策ガイドライン」を基に、陸運事業者の実施事項、荷主等の実施事項の解説を受けました。若干長めのセミナーにもかかわらず熱心に受講していただきました。
各 位
一般社団法人 京都府トラック協会
会 長 金 井 清 治
陸上貨物運送事業労働災害防止協会
法令遵守セミナーのご案内(福知山開催)
【テーマ:荷役安全作業ガイドライン等】
時下、益々ご清栄のこととお喜び申し上げます。
平素は、当協会運営にご協力を賜り厚くお礼申し上げます。
さて、昨今当業界を取り巻く経営環境は、異常ともいえる燃料高騰や潜在的な労働力不足等により、極めて厳しいものと認識いたしております。
一方、陸上貨物運送事業の労働災害の約70%は、トラックの荷台等からの墜落・転落等の荷役作業中に発生しています。さらにその内の約70%は荷主等(荷主、配送先、元請事業者等)の事業場で発生している状況です。
そのようなことから、厚生労働省では平成25年3月に「陸上貨物運送事業における荷役作業の安全対策ガイドライン」(以下、「荷役ガイドライン」といいます。)を策定し、陸運事業者の実施事項、荷主等の実施事項を具体的に示しました。
このセミナーは、京都労働局の後援を得て、荷主様をはじめ陸運事業者を対象に荷役ガイドラインの求める対策を具体的に解説し、その理解をいただくためのものです。多くの皆様にご参加いただきますようお願いいたします。(参加対象:経営者および運行管理者とします。)
記
(1)日時・場所
平成26年9月3日(水)13:30~16:00
於)ホテルロイヤルヒル福知山 福知山市字土師小字澤居山176番地 TEL.0773-27-0660
(2)内 容
①主催者・来賓挨拶
②労働災害現状等の説明
③荷役ガイドラインの説明
④改善基準等の説明
(3)後 援
京都労働局