第19回 全国トラック運送事業者大会を開催

 平成26年10月9日(木)、福岡市の「ヒルトン福岡シーホーク」において、第19回全国トラック運送事業者大会(全日本トラック協会及び九州トラック協会の主催)が開催され、全国から1500人が出席しました。当協会からは、正副会長を始め相談役・中央・南・洛南中央・城南の核支部長が参加しました。

 冒頭、全ト協星野会長から、全国規模で展開してきた署名活動が、200万人を突破したと報告、全国トラック事業者の悲痛な叫びを重く受け止め、政府自民党に対して燃料価格高騰対策や高速道路料金引き下げなどの諸課題を突破する決意を表明しました。

 大会は開会式、全体会議に引き続き二つの分科会として第一分科会「トラック業界の交通安全対策の推進について」および第二分科会「トラック業界の人材確保及び育成について」を各テーマにに沿って、パネリストである事業者から各社による独自の取組み事例が発表され、その後意見交換を行い、コーディネーターによるとりまとめをしました。

 記念講演会では、JR九州旅客鉄道株式会社 相談役石原 進氏より「鉄道の再生~JR九州の経営を通して」と題しご講演をいただきました。同氏は、昭和44年に旧、日本国有鉄道に入社以来、主に企画経営に携わり国鉄の分割民営化から労働争議などの苦労話を交えてお話をいただきました。

 全体会議の再開後、地元福岡県トラック青年協議会の代表幹事より、軽油引取税の暫定税率撤廃や燃料高騰対策、高速通行料引き下げなど8項目の大会決議と併せて事故防止にかかる大会決議を全会一致で採択しました。

 ご来賓として、小川福岡県知事、国土交通省自動車局 田端局長が大臣祝辞を代読の後、次回開催地である北陸信越ブロックのトラック協会 小林会長から来年は金沢で開催するので多くの参加を求める歓迎のメッセージを述べました。

 引き続き、大会の締めくくりとして「ガンバロウコール」で全国事業者大会を閉会しました。

 また、当日緊急意見動議として近畿トラック青年協議会 平島会長から、このたびの全国民からいただいた署名は「我々の期待と希望が詰まっている。会員の納得のいく結果を求めたい。」との勇気ある意見を表明されました。