去る7月8日付けで近畿運輸局長に就任された土屋知省(つちや ともみ)局長と京都府内の自動車関係団体長との懇談会が、9月29日に開催されました。
土屋局長から、最近のトラック運送業界に関し、「事業用トラックの事故が増えているので、再度安全走行を徹底すること。業界からの要望に応えて中型免許制度に係る道交法改正が予定であるので、この点からも交通事故が増えないよう対応願いたいこと。運輸事業振興助成交付金の全額交付に向けて運輸局としても府県に働きかける予定であること。」等のお話しがありました。
業界を代表し、金井清治京ト協会長からは、「アベノミクスによる景気回復の効果も、燃料の高騰で消えてしまいかねない状況であること。規制緩和による業界内の過当競争に対する国の対応に期待していること。交付金の満額交付に向けて、局長のご支援をお願いしたい。」等の現状報告と要望を行いました。これに対し、局長からは「燃料高騰に対しては、業界が結束して頑張っていただくことが必要であり、国としても出来る限り支援したい。規制緩和による業界内の課題に対し、国としては基準通り厳正に対応していく。」とのコメントをいただきました。