平成27年1月23日12時30分より、第3回トラック協会課題検討特別委員会を開催しました。
冒頭、藤田委員長より、この委員会には2つの課題が提起されている。1つは協会役員の選出にかかる課題について、もう1つは協会事業の検証についてである。本日は、後者の協会事業の検証見直しについて集中議論いただき、2月の各専門委員会と3月予算理事会提案に向け取りまとめを期待する旨の挨拶後、議事に入りました。
(1)協会事業の点検・見直しについて
事務局より、スクラップ事業として2案、ビルド事業として4案を説明しました。
【スクラップ事業】…現行事業の見直しによる縮小又は廃止
[検討①]…「適性診断」、「運行管理者講習」に係る受講料助成の見直し
検討案として、受講料に係る全額助成の是非について検討を提案しました。助成の中には法律で義務付けられているものがあり、その様な義務講習を中心に一部費用の事業者負担を提案しましたが、委員の多くからは、安全や運行管理は極めて重要な分野であること、長期にわたり助成が行われ既に協会助成の定番となっている等々、見直しは時期尚早となりました。
[検討②]…「低公害車導入促進助成」に係る『新長期』規制適合車導入助成の見直し
既に環境対策委員会において「新長期規制適合車」への助成を廃止する方向で議論されており、より重要な助成事業があるならばシフトすべきとの意見で一致しました。
【ビルド事業】…会員のニーズや国の動向等を踏まえた事業の創設又は充実
[検討③]…EMS用機器(デジタコ)導入助成の創設
当該制度は、国の助成制度創設時に一時凍結したが、本年4月より新たにタコグラフ装着拡大することとなり、これに伴い再度機器(アナログも対象)の導入を誘導するための助成制度を創設する。
[検討④]…フォークリフト運転技能講習に係る受講料補助の創設
昨年4月から、陸災防京都府支部ではフォークリフトの技能講習を休止している。京都府下では安価な講習費用を設定していたこともあって、予てより支援策を希望するご意見もあり、民間機関等での講習受講に対し、受講料補助を創設する。
[検討⑤]…初任者研修に係る受講機会の拡大及び受講料補助
初任者研修を複数回の受講を可能とする機会の拡大と受講料の補助を行う。
[検討⑥…運転記録証明書取得費用負担に係る期間の拡大
事故防止コンクール、トラックセーフティーラリーとは別に年1回に限り、会員の全従業員を対象に年間通じて交付費用を全額負担する。
以上、協議した結果を2月開催予定の各専門委員会に提案後、3月予算理事会にてご審議いただくことを確認しました。また、次回第4回目の委員会開催については、次の総会では役員の改選が予定されていることもあり、7月以降に開催することとしました。