平成28年4月8日(金)14:00より、京都自動車会館において京都府高速道路交通安全連絡協議会による春季交通安全講習会を開催しました。春の全国交通安全運動が、4月6日から同15日までの10日間実施している中、当協議会安全対策事業の一環の催しとして開催しました。
金井協議会会長(代読 荒木京ト協副会長)より、高速道路は労働時間短縮、燃料消費削減などのメリットがある反面、ひとたび事故が起これば重大事につながる。
高速道路に於ける交通事故は、前年と比べると、残念ながら発生件数、死者数いずれも4年連続の増加となっており、中でも、高速道路上での「人対車」の事故が増えている。高速道路上での事故・故障で、本線車道や路側帯に降車した人が、後続車にはねられるといった痛ましい事故が後を絶ちません。その内容も追突など前方不注意を原因とする事故が多く、尊い生命が奪われている。等々高速道路利用における交通事故の実情を交えたあいさつをされました。
また、来賓の京都府高速道路交通警察隊岩丸隊長からは、京都府下の高速道路における交通事故の発生状況の報告として、死亡事故は減少傾向にあるが、事故件数は増加している。その7割は追突による事故が占めている。前方不注視が原因である。等々のあいさつをいただきました。
春季交通安全講習会では、一般社団法人交通安全企画代表理事である卜部泰和氏(ウラベ ヒロカズ)を招き、「交通事故現場からの事故防止」と題してご講演をいただきました。
【講演要旨】
◇管理者はどうしたら事故が無くなるかを考えた点呼を実施する。
◇安全な運転とは・・・
①スピードを抑える、②よく見る、静に動く、③しっかり止まる
④正しい合図
◇左折時の注意・・・左側に寄る(出来ていないドライバーが多い)
◇ブレーキは強く踏み、ハンドルは切るな
以上、ビデオ映像や出席者への質問を交え分かり易く説明をいただきました。