平成29年1月10日(火)、リーガロイヤルホテル京都において、会員の皆様をはじめお招きした関係官庁等からの来賓の方々、総勢200名が参集し「平成29年 新年祝賀交歓会」を盛大に開催しました。
開会冒頭、金井清治会長から「トラック運送業界の動向は、荷動きや燃料価格をみると一時期の低迷から少し脱したと思われるが、他の不透明で流動的な要素もあり、経済全体の動向も注視する必要がある。トラック運送業界の大きな課題は人材不足であるが、この問題は他の様々な業界でも同様であり、労働条件面等で厳しい業界にとっては深刻な問題と感じている。京都府トラック協会では、短期的なものと中・長期
的なものを組み合わせて対応する必要があり、今年度からは、「人材確保」を重点課題として取り組みを進めている。また、業界の大きな課題である長時間労働の問題も縮減に取り組む必要があり、現在協議会において協議されているのでこれらに対応していきたい。更に運行管理者等の指導講習については、昨年認定機関として国の認定を受けた。新年度から徐々に体制を整え充実を図る。」との挨拶をされました。
続いて、ご来賓の方々を代表し、近畿運輸局 自動車交通部長の大辻 統様より、「昨年の熊本地震発生による緊急物資輸送に協力をいただいたこと誠にありがたい。トラック業界は、国民生活・産業活動を支える重要な社会インフラであり、社会的な基幹産業である。健全な経営を行っていただくには適正運賃の収受が必要である。国土交通省としても、「下請・荷主適正取引ガイドライン」を策定し、適正運賃収受に向けた協議を行っている。業界の課題である長時間労働への対応として、荷待ち時間の削減や少子高齢化への対応等々、労働時間改善協議会において協議し結果を出したい。また、事故防止については、輸送の安全確保の徹底を図り、従業員に対する安全意識の徹底をお願いする。」とのご祝辞をいただきました。
近畿運輸局 京都運輸支局長 井尻憲司様の乾杯の発声で懇親会が開宴され、和やかなムードの中で歓談が行われました。閉会にあたり、今井茂雄副会長から、「トラック業界は多くの課題を抱えている。その課題を一つ一つ解決していくよう取り組んで行きたい。今後とも会員各位のご協力をお願いしたい。」旨の閉会の辞が述べられました。