平成29年6月25日(日)午前8時30分から、京都府自動車学校(京都市伏見区竹田)において、第47回トラックドライバーコンテストを開催しました。
開会に当たり、吉田敏雄交通対策委員長から「事業用トラックドライバーに求められる高度な運転技能と、関係法令及び車両構造等に係る専門的な知識を競い、他の模範となることで、社会的責務を担うプロのトラックドライバーとしての自覚と誇りを持たせ、業界を挙げた安全意識の高揚と交通事故防止活動の推進に資することを目的としたコンテストである。トラックが事故を起こせば重大事故につながり、社会に与える影響も大きいものとなる。本日出場される選手の皆様は、「私は決して事故を起こさない」「同僚の模範となるんだ」との決意を新たにしていただき、この大会に臨んでいただきたい。」との挨拶の後、来賓として京都運輸支局長西川孝秀様より「業界は輸送の安全確保が最重要である。過日発生した乗用車が対向車線を走るバスに衝突した高速道路での事故は、バスのドライバーの機転により、乗客等は無事であったが、何時事故に遭遇するかは分からない。トラック運送業界は、生活に密着した業界であり皆様はプロドライバーとして模範となり、安全運転・安全運行そして法令遵守で日々取り組んでいただきたい。」とのごあいさつをいただきました。
競技は、トレーラー部門、11トン部門、4トン部門の3部門で開催し、各部門の最上位入賞者は、全国トラックドライバーコンテスト(平成29年10月開催)への出場資格を付与されることから、会員事業所から選りすぐられた選手たちにより、日頃のプロドライバーとしての腕前を披露されました。
コンテストでは、各部門に「交通法規等の学科」、「運転実科」、「日常点検実科」の3科目の総合得点による上位3名が「優勝」・「準優勝」・「第3位」入賞者として表彰いたしました。
その結果、11トン部門で最高得点を取得した横田隼平選手が最優秀選手賞、横田選手が所属する株式会社バンテックセントラル 京都営業所様が、最優秀事業所賞として優勝旗が授与されました。
閉会では、藤田周士副会長(交通対策委員会担当)から「このコンテストは、法令遵守や事故防止等を図ることが最大の目的である。どうかこの取り組みで事故を減少させ、所属事業所へ戻られたら、同僚や後輩に対して指導していただきたい。また全国大会では、日頃の力を十分発揮していただきたい。」との閉会の辞が述べられました。
上位入賞者は以下のとおり
□11トン部門
優 勝 横田 隼平 ㈱バンテックセントラル 京都営業所
準優勝 柴田 浩孝 日本通運㈱京都支店
第三位 西岡 孝則 レンゴーロジスティクス㈱京都営業所
□4トン部門
優 勝 中村 義修 日本通運㈱ 京都支店
準優勝 桒原 幸一 ㈱日立物流西日本 大山崎AE営業所
第三位 岩田 大輔 セイノースーパーエクスプレス㈱京都航空営業所
□トレーラー部門
優 勝 西村 一樹 ㈱サンキュウ・トランスポート・関西 京都営業所
準優勝 徳田 圭 ヤマトマルチチャーター㈱ 京都支店