平成29年10月20日(金)13時30分から、初任運転者を指導される方(管理者等)100名を対象とした講習会を京都自動車会館(京都市伏見区)で開催しました。
本年3月に国土交通省は、運転者教育の強化を図るため「貨物自動車運送事業者が事業用自動車の運転者に対して行う指導及び監督の指針」の一部を改正しました。
改正内容は、新たに「⑫安全性の向上を図るための装置を備える事業用自動車の適切な運転方法」が追加されました。
改正前は6時間以上の座学であったものが「座学及び実車を用いて15時間以上」実施する。安全な運転方法の指導を「実際にトラックを運転させて20時間以上」実施する事が義務付けられました。
この度の講習会は、改正された指導内容を指導者の方々に理解していただき、初任運転者に対し適正な指導を行っていただくことを目的として開催しました。
講習会は、講師として山城自動車教習所交通教育センターから浜田一郎様を招聘し、講師が作成された「パワーポイント」、「指導・監督指針改正のポイント」「実施マニュアル《第1編概要編》」、「運転者教育記録簿」等々を教材として、交通心理学をもとに社内教育では、初任運転者に対し、考え方の癖やエラー防止対策を通じて運転者毎の特性を把握して指導者育成に向けてわかりやすく説明を行っていただきました。
◇ 国土交通省告示「指導及び監督の指針」
① 「トラックを運転する場合の心構え」
② 「トラックの運行の安全を確保するために遵守すべき基本的事項」
③ 「トラックの構造上の特性」
④ 「貨物の正しい積載方法」
⑤ 「過積載の危険性」
⑥ 「危険物を運搬する場合に留意すべき事項」
⑦ 「適切な運行の経路とその道路交通の状況」
⑧ 「危険の予測及び回避」
⑨ 「運転者の運転適性に応じた安全運転」
⑩ 「交通事故の生理的・心理的要因と対処方法」
⑪ 「健康管理の重要性」
⑫ 「安全性の向上を図るための装置を備える事業用自動車の適切な運転方法」